1917年、近代日本資本主義の父と呼ばれる大実業家、渋沢栄一の呼びかけで国の研究機関、理化学研究所(写真下)が設立されました。理研電線は、その研究成果を事業化するためにつくられた企業集団=理研コンツェルンの一員として誕生。今から90年以上前の1934年、当時の理化学研究所の所長・大河内正敏博士(写真上)らによって、伸線・メッキ線を製造する会社としてスタートしました。翌35年には、理化学研究所からエナメル塗装絶縁電線に関する特許実施権を取得。現在の理研電線株式会社に改称され、以来、「線」に特化した企業として、確固たる地位を確立してきました。